きな粉包み ~桃の節供に

五節供のうちの一つ、3月3日の桃の節供、ひな祭りに使うきな粉包みです^^

※ 五節供:人日の節供(1月7日)、上巳の節供(3月3日)、端午の節供(5月5日)

七夕の節供(7月7日)、重陽の節供(9月9日)

きな粉は、供物としてお供えした草餅に甘みとして添えられていました。

草餅というと、今はヨモギが一般的ですが、ヨモギが使われたのは江戸時代以降で

古く平安時代は、母子草(七草粥に使う御形)をお餅に練りこんでいたそうです。

どちらの草も、生命力や邪気を払う力があるといわれる野草で

体調を崩しやすい季節の変わり目に、無病息災を願って使われていたということです。

「昔から、季節の変わり目には気が枯れ(けがれ)て

家や人に邪気が入りやすいと考えられていたため、

身心のけがれを流して厄をはらうためにこうした祝いごとをもよおしてきました。

(折形デザイン研究所刊『和のこころを伝える 贈りものの包み方』より)」

草餅は、江戸時代初期になると、

子孫繁栄と長寿の力があると言われている菱の実の粉が使われていたそうです。

菱形になった意味というのはいろいろな説があるようですが

この菱の実の形を模したという説があるそうです。(江戸あじわい図譜参考)

このように、自然の恵みに感謝しながら自然とともに生きていた

昔の人たちの知恵を知ると、とても豊な気持ちになります^^